今回の物件は、茶の湯が趣味のお客様の御依頼で、
日頃使用していない納戸を茶室にリフォームした事例です。
before
茶室建築は格式が高く、建築費用も高い
イメージがあるため、高嶺の花とあきらめ
てしまう場合が多いようです。
今回のリフォームは,
① お客様が気軽に茶の湯が楽しめる。
② リフォーム費用を押さえただけの改築にならない。
③ 茶室における多くの決まりごとを取り入れる。
といった茶道の心得をもり込んだ物件になりました。
施工中
茶室リフォーム中の写真です。
本来壁は左官工事で土壁にジュラク塗りで
・・・というところですが、施工単価を抑える
ということでプラスターボードにジュラク調の
クロスを使用しました。
天井仕上げは、質感をあげる為、杉の市松網代を
使用しています。 天井仕上
床の 部分は、後ろにあった押入れを
取り込み半畳床を施工、
リビング部分
への出入り口はお客様が座る場所になるので、
茶事の際は壁に見えるような建具を作成しました。
after
茶室入口より撮影
畳左が炉になっています。
炉の大きさは1尺4寸(42.5センチ)四方で、
炉は炉縁と炉壇から成り立っています。
炉の位置はお客様のお茶の先生にご指示をいただきながら写真の位置に決まりました。
壁は紙で腰張りを施し、壁面のバランスを取っています。
お客様側は9寸×2(54センチ)の濃い色
で仕上げ、亭主側は9寸の白い紙で仕上げています。
お客様側の 腰張りを二段に張る意味は、お客様の帯が壁にこすれないように保護する
右写真は入口部分の天井の写真です。
狭い茶室では天井 を高く出来ないので、
天井にけ込みを作り小丸太で壁を設け
境界線をつくることにより、見た目の部屋の
バランスが取れる様に施工しました。天井を
入口が高く、茶事を行う部分を低くする事で
狭い部屋の中が奥行きのある空間になりました。
今回の納戸⇒茶室への改造費用
解体工事 35000円(廃材処理含む)
造作工事 480000円
サッシ工事(窓部分入れ替え) 30000円
内装工事 40000円(クロス工事含む)
建具工事 88000円(障子2 襖2)
畳工事 58000円
電気工事 62500円(LED照明器具3箇所含む)
工事費合計 793,500円(税込み833,175円)
*(諸経費及び写真の 茶器、 茶道具、掛け軸、炉は工事費には含まれておりません。)


